オーラソーマの創始者は、ヴィッキー・ウォールというひとりのイギリス人女性です。
彼女は薬剤師であり、キロポディスト(足の魚の目やタコ・巻き爪などを治療する)でもありました。
ご紹介の内容は、ヴィッキーさんの本から✨
『オーラソーマー奇跡のカラーヒーリング』 ヴィッキー・ウォール著/伊藤アジータ訳 OEJ Books
彼女の父親はユダヤの神秘思想カバラの教師であり、幼い頃より父親からハーブの効能や様々な古来からの知恵を教わりました。
彼女自身、透視能力や霊能力をもち、人のオーラが見えたり神秘体験をすることが度々あったそうです。
彼女は60歳を越えて、長年患った持病から視力を失ってしまいました。
しかしそれ以降より一層、人のオーラや目に見えない様々なことがらへの感応力が増したのだそうです。
ある日、ヴィッキーは瞑想の中でインスピレーションを受け取りました。
『水を分けなさい』
ヴィッキーにはその意味がわかりませんでしたが、それは3日3晩続いたため、試行錯誤の末、3日めの朝には目の前に1本のカラーボトルが出来上がっていました。
まるで何かに導かれるように。それは奇跡のような出来事だった…と、のちにヴィッキーは語っています。
それが現在のB1番にあたるボトルの誕生です。
ブルー/ディープマゼンタ
しかし自身の手で作ったものの、その二層のボトルが一体何であるのか、当初はヴィッキーにもパートナーにも、さっぱりわかりませんでした。
試しにボトルを振ってみると、中の色が混ざり合って深いパープルのローションになりました。
水分とオイルのバランスは50%ずつ。黄金率とまったく同じ濃度となります。
余談ですが、クレオパトラが日々愛用していた美容液『ロバのミルク』も同じ比率なのだそうです。
そんなことから、彼女たちはそれが化粧用のオイルか何かだろうと思っていたそうです。
ところが、販売ブースにおかれたそのボトルを見て、何人もの人が立ち止まり、そのボトルを求めに来ました。
ボトルを使った人たちと話をしてみると、どうやらそのボトルは痛みを癒すのに効果があるようでした。膿腫につけると腫れがひき、頭痛や背中の痛み、その他いろいろな痛みに効果が現れたのです。
ヴィッキーはそれから、そのボトルがどういう効果をもつのか色々試してみました。
痛みを訴える人々にボトルを紹介し、人々もまた痛みがやわらぐのを体験しました。(現在、その様な身体面での効能についての言及はしておりません。)
そして、何よりも大きな恩恵として、心の傷の癒しに働いていることを確信するに至ったのです。
その後、ヴィッキーは1本目のボトルを発見したときと同じように、新しいボトルを次々に生み出していきます。
そしてヴィッキーは気づきました。選んだボトルの色と、その人のオーラの色が同じであることに……
初めてのボトルが誕生した年、現在のオーラソーマアカデミーの学長であるマイク・ブース氏と出会います。
ヴィッキーと同じような感応力をもっていたマイクとお互いに協力しあい、オーラソーマにホメオパシー(同種療法)や自然療法、神智学や仏教の教えなどを加え、検証しながらひとつの体系として理論化していきます。
ヴィッキーは1991年に亡くなり、そしてそのあとのオーラソーマはマイクが引き継ぎました。
ヴィッキーと同様、インスピレーションから新しい処方を次々と受け取ってボトルを生みだし、いまやそれは118本にまで増えました。(2020年1月現在)
オーラソーマはマイクのもと、ヴィッキーの意思を継ぐ人々と共に今日も発展し続けています。